
大正時代から映画の撮影が行われてきた上田で開催!
“ロケ地で行う映画祭”として定着している、うえだ城下町映画祭。
自主制作映画コンテストのノミネート作品から22作品をお届けします!
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朝飯前夜監督:鹿野 洋平
矢野のお通夜に来なかった我妻を心配した旧友たちは、帰りに彼の家へ行き朝を迎えるが、我妻にだけ見える矢野の亡霊が現れて・・・。青春の終わりの切なさと、亡くなった友への思いを優しく描くヒューマンドラマ。
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僕らの存在を聴け監督:白田悠太
親友同士の創介と悟は、悟が中学時代にイジめていた晴香との再会をきっかけに、不和を起こしていく。創介は仕返しに悟がゲイであること同級生たちに話してしまい、大きな騒ぎとなってしまう。
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死ぬか生きるか監督:村橋明郎
還暦を過ぎた一人の映画監督に前立腺癌が見つかった。折しも世界的に蔓延したコロナウィルスの影響を受け、映画の企画も流れてしまう中、男が出した結論とは?
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ライフライナーズ監督:菅原稜祐
大好きなアイドル・ゆのぴーの生配信を見るために急いでいたガス代集金員の煙山(けむやま)は、ガス代滞納者・落合の家で、水道局員、電力会社社員と鉢合わせてしまう。なんと落合は、あらゆる公共料金を滞納していたのだ!煙山は無事集金を終え、ゆのぴーの生配信を見ることが出来るのか?!
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独゛dog監督:岡上亮輔
辰巳信一は恋人から別の相手との子を身籠ったと伝えられ家を追い出される。そのショックから過呼吸を患った信一は休暇を取り、しばらく実家に帰ることにする。久しぶりに地元に戻った信一は友人と再会するのだが、そこである頼み事をされ、渋々請け負ってしまい…。多くの人間の欲望が複雑に絡まり、独りの意志の弱い男を翻弄する。行くあてもない野良犬のような男の末路とは。ある日、ギターを弾く リエと出会う。その出会いが押し込まれていた感情を溶かしていく。家族との間にある溝に苦しみ、ついに家を飛び出す。すべて手放そうとした志穂には、父が好きだった音楽しかなかった。
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平成居酒屋~月の光~監督:上島大和
2025年の日本。大阪万博中止、水道民営化、憲法9条改正、原発再稼働。 そんな状態でも居酒屋は変わらず営業している。徴兵に行く長男の送別会をする家族、遺伝子組換えされた食品を平気で食べるサラリーマンなど、居酒屋にやってくる客や、従業員を通して様々な社会問題をコミカルに描く。 3.11以降の日本を軽快なテンポで描き出した本作は、その軽やかさとは裏腹に今の日本社会の抱える問題をまざまざと残酷なまでに映し出す。 今の日本に正面から啖呵を切る痛快作。主演のひと:みちゃんが一人10役をこなす多才ぶりも必見。
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スタートライン監督:藤井謙
アルバイトしながら路上ライブを行い、プロの夢を追いかけているシンガーソングライターの竹村果穂。ある⽇、ライブに何度も訪れてくれている佐藤花鈴がギターの練習をしているところを⾒かける。⾃分に憧れを持ってくれていることを知り、花鈴のために歌を作ることを決める果穂。⼀緒に練習していき、徐々に上達していく花鈴。そして果穂のライブ中、聴いてくれている花鈴に路上ライブデビューするように促すが・・・
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冷めるのを、待っている監督:佐藤杏子、岡本香音
高校生の梓は、朝自販機であたたかいスープを買うのが日課。放課後は最近親しくなったばかりのクラスメイト、真理子と遊びにでかける毎日。梓には恋人の健斗がいて、健斗と真理子は幼馴染みという関係。仲睦まじい3人だったが、その関係に暗雲が立ち込める。女友達と彼氏の間で揺れる女子高生の繊細な恋心が描かれる。
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溶けるおと監督:梶浦 勇矢
志穂は父を事故で亡くし、母と兄と3人暮らしをしていた。母は2人分の学費を稼ぐため仕事を掛け持ちし、兄は大学に通いながらバイト代を家に入れる。志穂は母が求める娘像に近づくため勉強しようとするが身が入らない。ある日、ギターを弾く リエと出会う。その出会いが押し込まれていた感情を溶かしていく。家族との間にある溝に苦しみ、ついに家を飛び出す。すべて手放そうとした志穂には、父が好きだった音楽しかなかった。
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別れるということ監督:渡邉高章
土手を歩く喪服姿の男女五人、自主映画団体「リバーサイドシアター」の面々だ。団体に入ってまだ日が浅い長浦もその一人、目の前の風景に故人といた日々を思い浮かべていた。出会いのこと、映画のこと、これから何かを一緒に始めようとすること。そして、別れるということ。
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健太郎さん監督:高木駿輝
とある町はずれの一軒家で暮らす4人の家族、斎藤家。そこには、血のつながりのない赤の他人、“健太郎さん”が住んでいる。彼を“慕う”というより“崇拝する”斎藤家と、容赦なく奇行を繰り返す健太郎さん。そんな歪に保たれた日常に亀裂が入ったある日、彼は突然“失踪”する。彼はいったい誰なのか。彼の目的は何なのか。一つの“真実”にたどり着いたその時、想像を絶する“絶望”が姿を現す。
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VR職場監督:高島優毅
誰でも理想の職場を体験できるゲーム「VR職場」が、増加するニートの就労支援として注目されていた。だがある日、ゲーム内のキャラ「岩城課長」がプレイヤーに向かってパワハラするというバグが発生してしまう…。
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わたしのヒーロー監督:佐藤 陽子
「松本は仕事、諦めたのか?」都内のITコンサルに勤める松本遼は現在育休中。 想像以上の育児と家事に疲れ果てる毎日。 けれども、本当の大変さはそこではなかった。 平日昼に歩いていれば職務質問され、友人からは子育ての大変さは理解されない。それは職場復帰してからも、更に重くのしかかってきて.....
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pour監督:鈴木貴士
6歳の時、松太はとある母子家庭に父、明の手によって預けられた。そこに住む歳の近い優衣とその母の涼子との暮らしが始まる。時は進み、高校生になった松太と優衣。あれ以来一度も訪れない松太の両親。 優衣と松太は互いに惹かれ合う、しかし松太の実の母、奈々からの電話によりその思いは届かずに、松太は家を出て行く・・・ 親に捨てられた少年とそんな少年を待つ少女。そしてその周りにいる優しい他人の物語。
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I S I監督:藤本明
青年期において、自分がそうなりたいと思い、ときには自らそうであると信じ込んでいる一人前の人間というイメージがある。他方、現実の自分は身体的、精神的に未熟で、しかも不安定な人間という否定しがたい側面がある。この両者の不一致から青年の自己価値は揺れる。
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びっぐすり〜監督:湯淺士
高校生漫才トリオ「びっぐすり~」の浅田・井上・土岐は卒業後、勢いのまま大阪のお笑い養成所に飛び込む。毎月行われる手見せ(ネタ見せ)でAクラスを目指して励むが、努力の甲斐もなくCクラスに落とされてしまう…。
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ソフトパレード監督:佐野竜馬
ゴミ収集員の圭介はAV好きの同僚、野本に振り回されながらも、淡々と生活していた。そんな圭介の心の拠り所は接点のない亜希をただ遠くから眺めることだった。亜希には恋人がいたが、ある日、いつものように亜希のアパートを眺めていると、恋人からDVを受ける亜希の姿を目撃してしまう。
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ブルー・ジェーン監督:岡田真一
ライブハウスシーンで人気を博す大学生スリーピースバンド「シティーレイン」。オーディションイベントを間近に控えるなか、志の違いから彼らの関係性は崩れていた。しかしイベント進行役に抜擢されたミユキとの出会いをきっかけに、シティーレインは青春最後の余力で動き出す。
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今夜新宿で、彼女は、監督:山田佳奈
今夜新宿で、彼女は、元彼氏に電話をかける。応答がない彼にしびれを切らせた彼女は、家に押し掛ける。しかし当然家の鍵は変えられてしまっていて、ならばどうにか入るまでだ、と彼女は塀を乗り越えて窓から侵入する。ところが元彼氏の家には既に新しい女がいて、友人のゲイは「自業自得よ」とあきれ顔。絶叫にも似た声で泣き叫び、彼女は家を飛び出していく。そしてその向かう先はー。ほんと生きていくのってしんどい。でも歩いて行かなくちゃ、そんな無敵女子におくる人間賛歌!
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GOOD MORNING BATH監督:鈴木康太
閑静な住宅街に住むミニマリスト夫婦。ある日、夫の上司を自宅に招く。大きな荷物を背負って入ってくる部長。明らかに様子がおかしい。定年を迎える部長が男として最後に教育する愛の物語
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エダマメ嬢監督:古市あきほ
『大豆禁止法』が成立してから40年以上経っている現代日本。大豆製品は良識ある人間は買わないが、ありふれた罪である。枝豆を増やす能力を持った女子大生レナは、桑畑にそそのかされて枝豆を売るようになる。同級生の高橋は、様子のおかしい桑畑とレナに危機感をもつ。
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注射針をブルーシートで監督:小宮山みゆき
生まれて生きて死んで行く。そんな当たり前に、葵はどこか向き合えずにいた。そんなある日、葵はSNSで「死にたい」と呟く〈マメノキ〉という男に出会い・・・。
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ここにいる監督:高山直美
幽体離脱してしまった男は誰からも姿が見えないうえに公園から外に出られなくて困っていた。そこへやってきた喧嘩中のカップル。霊感が強い彼氏は男が見え、霊媒体質の彼女は男に取り憑かれ、なんやかんやでケンカがヒートアップ。果たして二人は無事に仲直りできるのか?そして男は公園から抜け出すことができるのか?!
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浦島太郎監督:堤真矢
昔々、あるところに。母親と暮らす太郎という男がいた。 魚を捕りに行っては帰るだけの素朴な日々を過ごしていた太郎はある日、彼の理解を超えたものと遭遇する。