
2004年に埼玉県川口市で誕生し、若い才能の発掘と育成を主軸に成長を
重ねてきた国際コンペティション映画祭から8作品をお届けします!!
-
リトルサーカス監督:逢坂芳郎
カンボジアサーカス発祥の地で、サーカス学校に通うティアラ。コロナの影響で学校は閉鎖され、父親からの仕送りも止まってしまった。仲間たちは学校の再開を信じて自主練習を続けるも、ティアラは働くことを決める。 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021 国内コンペティション 短編部門 優秀作品賞受賞作品
-
似ている監督:木村輝一郎
世界的な広告賞を獲り、名声を手に入れた広告デザイナー田中の働く会社に、ある日田中の旧友、有作が面接にやってくる。そこで見せた絵が、田中の受賞作と酷似していたことで社内は大混乱。田中の運命は一転、窮地に追い込まれていく。田中が事態を収拾させるために有作の家を訪ねるが・・・。ひと癖ある登場人物が巻き起こす騒動は、やがて人間の浅ましさや承認欲求を浮き彫りにしていく。
-
清風徐来(Cool Breeze)監督:盧 明慧(ロ メイエ)
両親の都合で引っ越すことになったズイ。次々と新居を訪れる客たちの相手もせず、不機嫌な様子を隠そうともしない。外に出たズイを追いかけてきたのは、父親の元同僚で、ガンを患ったフィンだった。
-
こねこ監督:山口あいり
高校生になった石松りんは、友達を作るために大好きな読書をやめるが、登校初日、下駄箱で出会った渡辺玲と一緒に図書委員になってしまう。ある日の帰り道、子猫を見かけたりんは、玲に謎の質問を投げかけられる。「もしあの猫が怪我してて、人に手を差し伸べられたらどんな気持ちになると思う?」
-
小山田喜久太郎監督:江沅庭
劇団で役者をしながら、「代行業」の仕事をしている小山田喜久太郎。ある日、喜久太郎は、劇団仲間の蓮助が営む喫茶店の前で偶然銃を拾った内海咲から、行方不明となっている野生動物写真家の夫を演じ、年末年始に義父と3人で過ごして欲しいと依頼される。喜久太郎はこの謎めいた依頼を引き受け、内海和樹として父と再会し、「内海家」での不思議で暖かな数日間の実人生を演じることになる。
-
一夜二糸監督:齋藤栄美
台湾出身のイージュンは、夫との関係にすれ違いを感じながら生活している。ある夜、様々な気持ちに押しつぶされそうになったイージュンは、家を飛び出し、東京の街で亜樹に出会う。明朗快活な亜樹。だが亜樹もまた、仕事や恋人との関係に悩んでいた。偶然出会った2人。一夜の出会いは、二人の人生を前進させる。
-
ひびき監督:川添ビイラル
30代前後のサラリーマンはよく働いている。平凡な生活を送っているのだが、小さい悩みが重なっていく。誰かとその悩みについて話したいのだが、なかなか誰もきいてくれない。同僚も友達も家族も自分らの悩みもあるので、彼の話は聞きたくない。ある日の夜、同僚から見放され落ち込んでいる。地下鉄を出たところの橋の上から、その下の線路を眺めている。振り向くと、誘導棒を持った交通警備員が何もせずに立っている。この人なら話を聞いてくれるかな。
-
axandax監督:二羽恵太
学歴や資格、成果といった様々な要素から個人の価値が数値化され、他人との優劣が可視化された時代。人里離れた山奥で生活するジンのもとに、出張カウンセラーのナオミがやってくる。初めは自分を打ち明けようとしないジンも、少しずつ彼女に心を開いていき、現在の排他的な生活に至るまでを徐々に語り始めていく。
-
レイディオ監督:塩野峻平
深夜ラジオを聞くことが趣味の地味でモテない大学生の加藤は、学部のゼミで同じラジオを聞いている女性・松岡と出会う。夢もなく、友人もいなかった加藤に、松岡は「後悔しない生き方」をしたいと言った。加藤は真っ直ぐ生きる松岡に次第に惹かれていくも、彼女が自分とは違う世界で生きていることを知る。