内気で真面目な宮子は、明るくて要領のいい千紗にコンプレックスをいだいていた。日々、心の中に不満を溜てゆく宮子は、度重なる千紗の横暴な態度に対して、ついに切れてしまう。二人の仲はどうなってしまうのだろうか。

勉強は苦手、友達もいない、しかも反抗的な天宮日向は、クラスではボッチ的存在となっていた。ところが、文化祭の出し物として、同じくボッチな４人のクラスメートと壁新聞を作ることになってしまう。はたして、このボッチ5人組は文化祭までに壁新聞を作ることが出来るのだろうか。

空を飛びたいといつも願っていた少女には、たった一人、盗み癖のある少年の友達がいた。様々な問題を抱えた二人は、普通になりたくてもなれない。かろうじて、お互いを支えながら生きている二人にはどんな未来が待っているのだろうか。

PTAからの無謀な要求に頭を痛めていた校長は、学校の秩序を回復するために、公安委員のチェンと生徒会長のソウに校内自由の書を入手するように命令する。ところが、様々な敵が彼らの前に立ち塞がる。そして、ついに明らかになる敵の黒幕の正体。はたして、二人は、校長に校内自由の書を届けることが出来るのだろうか。

幸せになろうと日々努力をする女子高生の杉並風香は、同級生達が彼女の努力の成果をいとも簡単に奪おうとすることに不満をいだいていた。そんな彼女の前に現れたのは、実体はなく、自身の姿を別の生き物に変えて、何千年も生き続けるシェイプシフターのセイルだった。シェイプシフターに命を奪われそうになる風香はこの運命をどのように受け止めて行くのであろうか。

廃部寸前の天文部の3人の部員は、学校の屋上で怪しい流れ星を発見する。その流れ星の正体を探っていくうちに、東京ディズニーランドに仕掛けられた爆弾を除去する羽目になる3人。はたして、3人は無事、東京ディズニーランドを救うことが出来るのだろうか。

浩介とつき合っている千尋は、最近、浩介からの愛情が感じられなくて不満をつのらせていた。そこで、浩介の目を再び自分に向けさせようとして友人の勇気に狂言ストーキングを依頼する。ところが、千尋が語るストーキング行為の中に、勇気の身に覚えのない無言電話が含まれていた…。

町中のアイドル、高嶺花に告白しようと長瀬隼人は親友の天才高校生小説家・相沢みつおにラブレターの代筆を依頼する。ところが不覚にも長瀬はそのラブレターを紛失してしまう。そして、その噂が町中に広がると同時に、男たちによる壮絶なラブレター争奪合戦が始まるのであった。

いつも一人ぼっちで、短歌の31文字の中でだけに自由な気持ちを表現していたアヤは、いつからともなく同級生のリイチに密かな思いを抱くようになっていた。ところがリイチにはすでにカノジョがいた。アヤはリイチに、その思いを届けることは出来るのだろうか。

主人公の僕はカメラが趣味。一眼レフでみんなの写真を撮って配っている。そんな僕にも特別に気になる女の子がいた。ある日、彼女の写真を隠れて撮っていた画面に、ある男が写り込んできた。自分の邪心を見抜かれたと思った僕は、まずは、その男について調べはじめるが、調べれば調べるほど、彼に対する恐怖心が広がってゆくのであった。

文芸部の恵梨香は、クラスのイケメン泰斗をモデルに小説を書くものの、いつも最後まで書けないでいた。そんな中、文化祭のクラス企画で、泰斗が出る演劇の脚本を書くことになり、俄然やる気になるのだった。

校内ヒエラルキーが公認されたサバンナ高校。そんな学校に転校してきた天才系クズがテクニカルで気まぐれな口撃で学校の支配者たちに牙をむく。この壮絶な一方的ロジカルバトルの行方はいかに。

主人公と兄貴は日々、理不尽な先生たちの言動に不満を抱いている。そんな２人が普段言葉にできない想いを形にする方法、それが休み時間に校舎の屋上で楽しむ”アワ”だった。

毎週水曜日。夕暮れ時のそのバス停には花音と海白しか並ばない。ある雨の日、海白が花音に傘を貸す。それ以来、遠い存在だと思っていたお互いの距離は、思ったより近くて、何か似ているということに気付き出す。

優一は不幸だった。母と別れ、父を亡くし、ひとりぼっちで暮らしていた。ある日、天使がやってきた。彼女は言う「俺はお前を幸せにしにやってきた」。そして、奇妙な共同生活がはじまる。

みつは、友人の山田と一緒にカラオケボックスにいた。ところが、彼女は、明日の提出物、「私の友人」というテーマの作文が、なかなか書けない。カラオケボックスに原稿を持ち込むみつに対して、「なんで、二週間前の課題がまだ、終わっていないんだよ。」と問い詰める山田。「だって友達いないんだもん」と答えるみつは、中学時代の思い出を話しはじめる。

北村は、未だに子供の頃のヒーローに憧れをいだいていた。ただ、現実は上手く行かない。思いを寄せるアキが不良に付き合わせられていても、どうすることもできない。そんな北村のクラスに小学校の時の同級生・二宮が転校してくる。

顔（表情）がない僕には友達がいない。教室ではいつも一人ぼっちの僕の唯一の趣味が筋トレ。それは、自分の自信を高めてくれるからだ。そんな、僕の隣の席に明るい転校生がやって来た。僕は、彼女の明るい表情が、欲しくて欲しくてたまらなくなってしまう。そして、ついに…。

ある日、美術部の佐伯が画いていた絵が、突然、誰かに塗りつぶされ、佐伯が不登校なってしまうという事件が発生する。さらに数日後、その絵が、誰かの手によって持ち去られ、クラスの中にも不安な空気が漂う。特に、幼なじみの千秋は佐伯のことが心配でならない。事件の真相やいかに。

マオの宝物は、ソウタが誕生日にくれた名前入りのタオル。ところがソウタの携帯の画面には、マオではない人の名前が…。だんだん、平常心を失ってゆくマオは、ソウタの目の前で、「あのね、ソウタ、大切なものにはね、名前を書かなければいけないの」と言って自分の手首にカッターナイフをあてる。

好きな人を巡って喧嘩をした奈々と有紗。険悪なムードの二人。夏休みになっても仲直りが出来ない。一人で退屈な奈々は遊び相手を紹介してもらう。ところが、紹介してもらった杏はSNSの写真とは全く別人の超個性的な女の子。そして、なんとその杏も恋のライバルだった。

ここは、異性愛が法律で禁止されている世界。学校でも同性愛者同士のカップルが目立つ。そんな世界で禁断の異性愛に目覚めてしまった幸樹と夏帆。二人は、同級生によって、学校によって、そして国家によって、どんどん追い詰められてゆく。はたして、二人にはどんな結末が待っているのか。

自分の行動全てが、自分だけに聞こえるナレーションに支配されている藤村海人。状況説明のナレーションだけではなく、時に、これから起きる事もナレーターによって予言されてしまう事もあるのだ。そして、この変な能力のおかげで、思いを寄せていた神田ちえりを怒らせてしまう。

高校最後の年を迎えた九条雅美は悩んでいた。合わない友達とずるずる付き合う日々に。バイト先の非常識な自称ロッカーに。そして、ある日、九条雅美は非常識な自称ロッカーが、長い間抱えている悩みを知ってしまう。

双子の姉妹のユメとカンナ。姉のカンナは、妹のユメのある秘密を握っていた。成績のよい妹のユメを自分になりすましをさせて、塾での好成績を母親に自慢するカンナ。二人の間には微妙な空気が流れる。

探偵事務所に入って初めて重要な仕事を任されたミゲイラは、現場で及第点の任務を果たすものの、犯人が出していた煙を吸ってしまう。そしてその時、何故か、犯人と被害者の間にあった過去の出来事の映像が頭をよぎる。さらに、その夜、遠い過去に自分自身が虐められていた夢を見て、最悪な気分になってしまう。彼女が吸わされた煙は一体、何だったのであろうか。

ある夏の日、暗い夜道で女子高生同士の殴り合いが発生する。次の日、3人の女子高生がくつろぐ美術室に突然、男子高生が入ってきて、水道で頭を洗い出す。今日も、どこか異常な高校生たちの日常が、当たり前のように繰り広げられる。

仲が良いことで評判の双子の姉妹、桃子と桜子。ところが、ある日、突然、桜子の声が出なくなってしまう。親友・ゆうの誘いで、その原因を探るふりをする桃子だったが、実は、彼女には、思い当たる節があった。

人間の体に化けて日本中を人助けの旅をして回るクロバ。故郷の村に帰るとユキネという心優しい女の子と出会い、村祭りで一緒に踊る。ところがその直後、村に恐ろしい出来事が起きる。田畑の農作物は枯れ、橋は崩れ、村人たちは恐怖に怯える。それを見たクロバは、村の危機を救おうと稲荷神所へ行くが、逆に化け物によってユキネを人質に取られてしまう。

茶畑の平和を守るため、日夜、訓練に余念の無いアカパンマン軍団。博士の指示に従い、今日も茶畑の平和を乱す悪人を退治するために戦い続ける。

高校生活にどうしても馴染めない神戸。しかし、そんな彼にも気になる女の子がいた。その女の子の名前は藤井はるな。噂では、好きな子から「笑うと笑顔が残念」と言われて、それ以来、笑わなくなってしまったという。そんな彼女を笑わしてあげようと、神戸は、目立ちたがり屋の伊藤と組み、文化祭で漫才に挑戦する。はたして、神戸は、藤井を笑わすことが出来るのか？

顧問の先生の転勤に伴って、存続できなくなった天文部は物理部の天文班として細々と続いていた。バラバラになってしまった元天文部員を集めて、最後の天文部伝統・夏の観測会を企画する山田れもん。はたして、観測会は無事開催できるのだろうか？

自分の将来を決める大事な１年。それが高校生最後の１年である。自分の今までの生き方を顧みつつ、夢と現実の狭間で揺れ動く高校生達。それぞれの「King of The 青春」を見つけることは出来るのだろうか。

ストーカー事件解決の依頼を受けた二人の青年探偵が、犯人だと思って捕まえた男は、実は、パラレルワールドからやって来た防衛省の捜査官であった。彼の話によると、二つの世界にはお互いに死の運命が繋がっている運命人という存在があるという。とてつもない事件に巻き込まれていく二人の青年探偵の運命は如何に…。

イラストレーターを夢見る少女・マリは、いつも独りで本を読んでいる寡黙なタクヤに密かな恋心をいだいていた。ある日、友達の強引な引き合わせによって、タクヤと一緒に帰ることになったマリ。ところが帰り道では一言も話すことが出来なかった。呆れた友人が次に提案してきたのが、タクヤに勉強を教えてもらうという作戦。はたして、マリは、タクヤの心をつかむことが出来るのだろうか。

廃部寸前の演劇同好会が、次の公演に選んだのは、なんと難易度の高いミュージカルだった。それぞれの思いがぶつかり合う中で、部員達ははたして、一つにまとまることができるのだろうか。

いつもと変わらない日常。授業が終わって目が覚める。帰り支度をするためにロッカーを開けるとそこには、今から１０分後に会いたいというラブレターが。ところが、走って待ち合わせ場所に向かうが邪魔が入って、気がつくと授業が終わって目が覚めた瞬間に逆戻り。はたして、彼は１０分先の彼女に会うことが出来るのだろうか。

かねてから、UFOに興味を持っていた秋山は、ある心理カウンセラーから勧められた宇宙人を見られるようになる薬を飲む。一方、再生回数を増やしたいユーチュバーの友人・のりとまつは、秋山に相談してUFOを呼ぶ方法の映像を撮るが、思うように再生数が伸びない。そこで、二人は、ある企画を思いつく…。

時は、30年後の世界。犯罪率の増加が大きな社会問題となっていた。女子高生の莉菜は、たった一人の親友・まゆ以外の人々から、いつも悪意を感じていた。ある日、路の片隅で「街中アンケート」と書いてある箱を見つける。何気なく、その中の袋を家に持って帰る莉菜。家で開けてみると中には拳銃が入っていた。次の日、学校でちょっとしたトラブルが発生。莉菜は思わず拳銃を手にしてしまう。

若年性関節リウマチのために好きだった野球を諦めた和気は不登校になり、悶々とした毎日を過ごしていた。ある日、彼を心配して訪ねて来てくれた女の子にも暴言を吐いて、家を走って飛びだしてしまう。走っても、走っても自分の運命から逃れられない和気。いつの日にか、彼は立ち直ることが出来るのだろうか。

小さな村に住む仲良しの高校生３人組。ある日、東京から女の子がやってきた。名前は涼子ちゃん。彼女は３人にとって魅惑の存在だった。しかし、彼女には大きな秘密があった。

いつも、いじめグループから殴られ続ける純平に対して、いじめグループの高久は、段々と共感を覚えていく。そして、いつしか、二人の間には友情が芽生えていく。しかし、その二人を待っていたものは…。

ルームシェアをしている3人の女子高生。しかし、3人にはそれぞれ、誰にも言えない秘密があった。ある日、届いたそれぞれが頼んだ３つの宅配便を巡って、宅配便屋さんも捲き込んだ大騒動が勃発。

いつもひとりで絵を描いている美術部員足澤尚（なお）は、コンクールの〆切に追われるばかりで、描きたいものが分からなくなっていた。一向に進まない絵筆。そんな足澤に自分のことをユーレイと言う女の子が話しかけてきた。

不良行為を繰り返して学校中の信用を失った秋山勇作。心を入れ替えて風紀委員創設を先生に訴えかけるが、全く相手にされない。そんな時、彼の前に現れたのが、「信用を金で買わないか！」という喜島という男だった。試しに先生からの信用を買ってみた秋山。次の日、職員室に先生を訪ねてみると、そこには、昨日までとは打って変わった態度の先生がいた。

文化祭に向けて小説を書いているある文芸部員。文芸部の先輩から、中学生の時に野球でケガをして、それでも野球を続けている弟の話を聞いて、その話を小説にする。ところが、その弟にケガをさせたのは、彼の親友であった。

初めて、恋人の家を訪問するイーライ。玄関の前で彼女に「僕のこと気に入ってくれるかな？」と聞くと、意外にも「ムリね」という素っ気ない答。ますます緊張するイーライの前に出てきたのは、付け鼻をした笑顔の父親だった。はたして、イーライはこの家族と仲良くやっていけるのだろうか？

家に居場所がない優子は、毎日、街をさまよった後に近所の公園で一人、ダンスを踊る。その日も、当てもなく街をさまよう優子は、歩道橋の上で一人の男の子とぶつかる。そして、その夜、公園でダンスをしていた優子に拍手が聞こえた。ウザいと思って逃げようとする優子に「今のあなたは素敵でした」と話しかけたのは、先程の男の子だった。

心に傷を負った少女・玲子のことを、いつも気にかける幼馴染みの亮太。しかし、二人の心はすれ違ったまま日々は過ぎてゆく。そして、ある日、亮太は、二人の間に隠されていた大きな秘密を知ることになる…。

十年前に起こった未解決連続少女誘拐事件。唯一人生還した少女は記憶を無くし、失踪した少女の兄弟は、未だ姉を探し続け一人の人形師と出会う。少女たちの思いが一つの点で交わる時、それぞれの窓に光は射すのか。