風は吹くだろう

1998 | G | 111分

最初は、恋愛を扱ったドキュメンタリーかと思わせながら、次第にフィクションとノンフィクションの境目を曖昧にしていき、観客の意識を作品の中に引きずりこむ。

©白石晃士/近藤 太

あらすじ

映画監督を志す町田は、買ったばかりのビデオカメラを回しながら家を出る。目指すのは、会ったこともない男のアパート。そこには布団の中でぐっすり眠っている恋人の夕希子がいた。責める町田、開き直る夕希子、帰ってきた男。そのやりとりを、カメラは写していく。浮気の原因は自分にあるのではないかと考えた町田は、撮ってあったビデオと、再現ビデオを交え、2人の関係を見つめ直すべく1本の映画をつくろうと決心する――。

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