埋み火

2014 | G | 32分

奥底に埋めたはずの火の灰が、彼と再会して熱を持つ。私が静かに発火する

©山内季子

あらすじ

スーパーで魚をおろし続ける比富美は、小さなアパートで寝たきりの母親を介護中。東京から戻った大輔との再会で、心の奥深くに埋めていた希望の光に手を伸ばそうとするが…。魚の生臭い匂いが染みついた手をゴシゴシ洗う。帰宅すると、母親のおむつを替え、手をゴシゴシ。母親が快適に過ごせるよう心をくだいているが、介護生活の不安を聞いてくれる友人はいない。20代半ばで介護に縛られる閉塞感を、手を洗うという行為で表現。

スタッフ

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