山村てれび氏

2016 | G | 21分

テレビが真ん中に置かれた茶の間、というどこにでもある家族の風景。それを覚えているのは家族だけではない。テレビもまた彼らを見つめ返し、記憶していたのだ。

©阿部理沙

あらすじ

山村家にある1台のアナログテレビの名は山村てれび氏。てれび氏はある日、地デジ化の影響で捨てられる悪夢を見る。同じ日、長女・市子は一人暮らしを始めるために家を出て行った。最新型デジタル対応テレビに立場を奪われてしまったてれび氏だったが、山村家の愛犬の供養のために久しぶりに帰ってきた市子とともに、彼は最初で最後の旅に出ることになる。

スタッフ

監督
阿部理沙
脚本
阿部理沙
撮影
小林万平
録音
茂木祐介
編集
阿部理沙

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