吉田仁人、劇団☆新感線の「ゲキ×シネ」に夢中!演劇と映画の新体験(おすすめ3本も紹介)
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吉田仁人、劇団☆新感線の「ゲキ×シネ」に夢中!演劇と映画の新体験(おすすめ3本も紹介)

吉田仁人

4月に入ってしばらく経った。誰もが日中と夜の気温差に悩まされながらも、取り巻く環境の変化に喜憂していることだろう。そんな中、僕の所属しているグループ「M!LK」の東名阪春ツアーが4月17日からスタートした。1年以上ぶりの有観客ライブだ。
https://sd-milk.com/

昨年は計4回の無観客ライブを生配信した。慣れない環境に緊張もあったが、数十台のカメラの奥には日本全国のファンがいると思うと、とても心強かった。

でもやはりリアルのライブに勝るものはない。そう実感した2020年だった。声援はまだ送ってもらえないが、ファンを目の前に最高のパフォーマンスを出来るよう、メンバーそれぞれ日々準備している。お会いできる日を楽しみにしていてほしい。

今回はそんなステージに纏わる特殊な作品を紹介したい。

『ゲキ×シネ』とは—

ゲキ×シネとは超人気劇団「劇団☆新感線」の作品を映画館で観る新感覚エンターテイメント。数十台のカメラで俳優達の細かな表情まで映し、映画館の音響設備でよりダイナミックな臨場感を味わうことが出来る。演劇の枠を超えた新ジャンルだ。

劇団☆新感線のステージは劇団員に加え、客演が毎度豪華なのも注目ポイント。そもそも古田新太さん、橋本じゅんさんなど劇団員自体が強者揃いだからまさに鬼に金棒状態。

ちなみに僕は劇団員の粟根まことさんのステージ内の立ち回りが大好きだ。観ていただければ分かってもらえると思う。笑

数ある作品の中から、今回は珠玉の3本を紹介したいと思う。

顔に震えが止まらない!上川隆也×堺雅人「蛮幽鬼」


遠い昔。
ようやくひとつの政権で統治され始めた島国・鳳来(ほうらい)の国にまつわる物語。

無実の罪で監獄島に幽閉された《伊達土門》(だてのどもん)。
10年の歳月が流れてもなお、濡れ衣を着せた者たちへの復讐を生きる糧にしている。
監獄島の奥深くに捕らえられていた《サジと名乗る男》の力を得て脱獄、
復讐への道を着実に歩む土門の前に立ちはだかったのは、かつて将来を誓った女、《美古都》(みこと)だった――。

土門の復讐は果たされるのか――
サジと名乗る男は一体何者なのか――
美古都の心の奥底に秘めた想いとは――

http://www.geki-cine.jp/banyuki/ より引用

僕の尊敬する俳優である堺雅人さんの「毒」を楽しむにはもってこいな作品だ。いつもにこやかで時にコミカルな役を演じる堺さんに、この作品では恐怖を覚えるかもしれない。

そして劇団☆新感線の舞台は殺陣も見所の一つ。劇団朱雀の早乙女太一さんも出演されているので、目まぐるしく交わされる刀に圧倒されて欲しい。

と哀。藤原竜也×永作博美「シレンとラギ」


引き寄せられた二つの魂は、あらがうことの出来ない宿命に翻弄される―

北と南に国が隔てられた時代。
暗殺者の一族に生まれた伝説の女“シレン”(永作博美)。
シレンへ羨望の眼差しを向ける若き剣士 “ラギ”(藤原竜也)。

かつてシレンが殺めた南の王“ゴダイ”(高橋克実)が復活したとの一報が北に届く。
北の重臣“キョウゴク”(古田新太)から、ゴダイ暗殺の命が再びシレンに下る。
殺めたはずのゴダイが生きていたことに動揺するシレンの気持ちを悟ったラギは、自らシレンに同行することを志願。
自分の気持ちに寄り添い支える覚悟を見せてくれるラギに、シレンの凍てついた心は次第に溶かされていく…
ついに訪れたゴダイ襲撃の時。
愛を知ったはずの二人に驚愕の真実が告げられるのだった。

http://www.geki-cine.jp/shiren-ragi/ より引用

「蛮幽鬼」と同じく、これも何度見たかわからないほど大好きな作品だ。

尊敬する藤原竜也さん演じるラギは、観た者全ての心を奪ってしまうことだろう。一時も目を離せないストーリーと釘付けになる俳優達の芝居に浸ってほしい。

で観た「髑髏城の七人 season花」の衝撃。

2017年に、世界でも珍しい360度回転する円形劇場「IHIステージアラウンド東京」が豊洲に完成した。そのこけら落とし公演である「髑髏城の七人 season花」を実際に劇場で鑑賞した。

ステージのセットが数パターン組まれており、屋敷などの他に花畑や川が作られ、そこで俳優達が激しいアクションを繰り広げる。それを観客は回転する座席で見せつけられていくという、全く新しい演劇がそこにはあった。

実はこれが劇団☆新感線を生で観た初めての公演だったのだが、比喩でもなんでもなく本当に度肝を抜かれた。

あらすじや詳細は公式サイトでぜひチェックしてほしい。
http://www.geki-cine.jp/hanadokuro/

「生」の良さを残していく『ゲキ×シネ』

劇団☆新感線の作品はどれも規格外のスケールで、脚本自体も別の作品と共通する点なども多くある為、一種のパラレルワールドの様な雰囲気がある。

勿論演劇は生で観るのが一番だと思うが、『ゲキ×シネ』は限りなく生の熱量や臨場感を残している特殊な作品だ。「演劇は観たいけど、まだこのご時世的に劇場に足を運ぶのはまだ怖い…」という方にもおすすめ。おうちでじっくり演劇を楽しんで欲しい。

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