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支配人のオススメ 『沖田修一監督 特集』

ようこそ、DOKUSO映画館へ!
劇場支配人のたまいです。

さて、今回は明日11/6(金)から全国ロードショーとなる沖田修一監督最新作『おらおらでひとりいぐも』の公開を記念して、沖田修一監督の作品を特集していきます!

映画『おらおらでひとりいぐも』の詳細はこちら

沖田修一監督といえば、堺雅人さん主演『南極料理人』や高良健吾さん主演『横道世之介』、山崎努さん・樹木希林さんの『モリのいる場所』など数々の名作を生み出してきた名監督。
中でも、僕は役所広司さん・小栗旬さんの『キツツキと雨』が好きな邦画ベスト10には必ず入るなぁというくらい大好きで、先日監督とお会いした際には内心かなり緊張しました…。

そんな名作ばかりの沖田監督ですが、「この作品はご覧になっていない方も多いのでは!?」と、“隠れた名作を、隠れたままにしない。”がモットーのDOKUSO映画館ではこの2作品を上映しちゃいます!

主役の根岸さんは、ロケハンの時について来たおばちゃん (沖田修一監督)

まずご紹介する作品は2014年公開の『滝を見にいく』。ワークショップをキッカケに制作された作品で、メインとなる7人のおばちゃんは全てオーディションで選ばれた方々。なかでも、主役の根岸さんはロケハンの際に同行した観光課の方で、演技経験はゼロ!

(※右から2番目が根岸さん)

滝を見にいくバスツアーに参加した7人のおばちゃんが山で遭難し、サバイバル生活を送ることになるという結構シビアな状況を描いているのですが、それぞれ個性溢れるおばちゃんたちが原始的な生活のなかで打ち解けていく姿はどこかユーモラス。沖田監督作品特有の、見終わったあとのほっこりした感覚も味わえる良作です!

2014年というと『南極料理人』や『横道世之介』の後の作品。なぜ演技経験ゼロの方を主演に据えて作品を作ることにしたのかなど、今夜放送の「発掘!DOKUSOシネマ」(BSフジ 毎週木曜25:00-25:05)にて沖田監督をゲストに迎えてガッツリ深堀りしていきます。

発掘!DOKUSOシネマ 毎週木曜日の深夜25時よりBSフジにて放送中!

また、本作は通常版、および監督ご本人によるコメンタリー付き特別版の2バージョンにて今週末および来週末の計4回DOKUSOライブで上映していきます!こちらもぜひご覧くださいませ!

沖田修一監督 滝を見にいく 11/7 sat ~ 上映開始!!

おもしろき こともなき世を
 おもしろく (高杉晋作)

続いて紹介するのは、2010年製作の短編『俺の切腹』。
沖田監督が初めて時代劇に挑んだ作品で、主演は今作が映画初出演にして初主演となる夙川アトムさん。現在は俳優業に専念しているということですが、当時はバブル時代のプロデューサー姿で業界用語紙芝居を披露する人気お笑い芸人でした。

武士である惣三郎(夙川アトム)が、オランダ船襲撃ならびに幕府官僚暗殺未遂の罪で切腹を言い渡されるところから始まる本作。こちらもなかなかシビアな状況なのですが、切腹を前にして彼の頭を一番悩ませるのは死への恐怖でも現世への未練でもなく、「辞世の句」。

高杉晋作や大石内蔵助など後世に残るような辞世の句も数知れず。死に際にカッコいい言葉、確かに残したい…。
夙川アトムさんがお笑い芸人ということもあってか、惣三郎は至って真面目に悩んでいるのに、その姿が可笑しくておかしくて。こんなに笑った切腹のお話は初めてでした。
約20分という短さで、見やすい作品になっているのでこの機会にぜひご覧ください!

それでは、今日もあなたが素晴らしい映画体験をできますように!
引き続きごゆっくりDOKUSO映画館をお楽しみくださいませ。

たまい支配人

『俺の切腹』を見る

©2020 『おらおらでひとりいぐも』製作委員会
©2014「滝を見にいく」製作委員会
©ASH&D

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